【書評・要約】『うまくいっている人の考え方』ー自尊心を高める100の考え方
自分に自信がなくて人生うまくいかない、、
突然ですが、あなたは自分に自信がありますか?
いつも自信に満ち溢れていて、人生が楽しい人もたくさんいることでしょう。
しかし、一方で
「もっと自信を持って堂々と生きていきたい」
「自信があれば~もっと積極的に行動できるのに、、」と
なかなか自分に自信が持てず、うまくいっていないという人もいることでしょう。
特に日本人は、自分に自信が持てない、いわゆる自尊心の低い人が多いといわれています。
本書『うまくいっている人の考え方』は、そんな思いをしている人に、自尊心の高め方を100の考え方を通じて教えてくれる本です!
目次
『うまくいっている人の考え方』はこんな人におすすめ!
本書のテーマは一貫して、「自尊心をいかに高めるか」です。
自分に自信がなくそのせいで自分に生き方にも自信が持てない人は、是非読んで欲しい本です!
たとえ自尊心が低いという自覚がないとしても、周りの環境や人間関係に影響を受けやすい人は、潜在的に自尊心が低い可能性があります。
また、自尊心と密接に関わってくるのは、周りの人間との関わり方です。
本書では、周りとの付き合い方について具体的なアドバイスがたくさん語られているので、人間関係に苦手意識がある方も必読です!
『うまくいっている人の考え方』はどんな本?内容は?
著者は、ジェリー・ミンチントンさんです。
ジェリー・ミンチントンさんは、アメリカの自己啓発作家、エッセイスト、実業家、講演家として、幅広く活動されている方です。
主な著書は、『心の持ち方』『自分の価値に気づくヒント』などがあり、本書『うまくいっている人の考え方』は計100万部を突破したベストセラーとなっています。
自尊心はどうして重要なのか?
あらためて、本書のテーマである、自尊心とはなんなのでしょうか?
なんとなく分かるけど、説明してって言われると難しい
本書では次のように説明しています。
自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するのに値する人間だと信じる気持ちのことである。
『うまくいっている人の考え方』本文より抜粋
私なりの解釈ですが、自尊心とはただ自分に自信があるだけではないと考えます。
自尊心が高い人いうのは、自分の生き方や考え方を堂々と他者に発信し、遂行できる人ではないでしょうか。
一言で表すのであれば、「自分の人生を堂々と生きることができる人」です。
そして自尊心の大切さについては、著者の言葉を借ります。
自尊心は大切だろうか。答はイエス。なぜなら、自尊心は人生のほとんどすべての局面に大きな影響を与えるからだ。たとえば、人間関係、自身の度合い、職業の選択、幸福、心の平和、成功。これらはすべて自尊心と密接な関係がある。
『うまくいっている人の考え方』本文より抜粋
自尊心が高いことが、そのまま幸せに直結するかと言われれば、それは分かりません。
しかし、自尊心が低いけれども、自分は幸せだという人はなかなかいないかと思います。
それだけ人生を左右する要素であるということです。
本書では、自尊心を高めるための考え方が、全部で100個紹介されており、1つずつの項目は短く簡単に読めます。
気になるところから読んで、徐々に実践していくという読み方がいいかもしれません。
自尊心を高める考え方
本書に出てくる100個の考え方のうち、特に皆さんに知って欲しいポイント紹介します!
一緒に見ていきましょう!
自分を許す
自分がミスしても、「だいじょうぶ、たいしたことはない」と心の中で自分にやさしく声をかけよう。そうすれば、プレッシャーが軽くなってミスを繰り返しにくくなる。
『うまくいっている人の考え方』本文より抜粋
1つ目は、「自分を許す」です!
私たちは、必要以上に自分に厳しくしてしまうことがあります。
自分のせいで皆に迷惑をかけたり、大きな失敗で不利益を被ってしまったりすると、自分に対する怒りや絶望を覚えることもあるでしょう。
しかし、自分のミスを責めると、さらに自分に自信がなくなり、その後のミスを招いてしまいます。
それに、ミスをした時は、次にミスが起こらないように対策をたてる方が重要です。
自分のことでくよくよ悩むことを止めれば、次への対策に自分の時間を割くことができます。
未来の自分のためにも、自分の責めるのはやめましょう!
毎日30分、自分のための時間を持つ
仕事に追われたり家族や友人の要求に無理に答えたりしているうちに、自分の人生がいとも簡単に犠牲になってしまう。
『うまくいっている人の考え方」本文より抜粋
あなたは、1日のうちどれくらいの時間を自分のために使っていますか?
朝から晩まで仕事、夜は飲み会、子どもの世話や家事。
考えてみれば自分のための時間なんて全然ない、、、
私たちは、普段無意識に、他人が求めるままに生きてしまっています。
自分の人生であるにも関わらず、自分ために時間を使えていないのです。
1日30分でもいいので、あなたも自分の時間をつくってみてはいかがでしょうか?
私は、1日のうちで少しでも、本を読んだり、ブログを書いたり、YouTubeを見たりする時間をつくるようにしています。
誰にも邪魔されない時間を意識的につくることで、周りの人間関係や環境と距離を置き、客観的に考えることができるようになると感じています。
今、幸せだと気づいている
私たちは現在の幸せを楽しもうとせず、なんらかの出来事が起こるまで幸せになるのを延期する傾向がある。
『うまくいっている人の考え方」本文より抜粋
あなたは次のように考えていることはありませんか?
このように、自分の幸せを、仮定の中に閉じ込めていませんか?
この思いにとらわれてしまうと、求めているものが手に入るその時まで、あなたはずっと不幸なまま生きていくことになります。
人生の大部分を不幸で過ごすことにもなりかねません。
たしかに、何かを求め、目標を持つことは大事なことです。
しかし、目標の達成だけを幸せの基準にしてはいけません。
「その目標に向かって頑張っている過程も幸せである」と考えてみましょう。
幸せになるのを待つのではなく、今幸せだと気づくことが重要です。
「いい」「悪い」という判断をしない
私たちはとにかく、出来事や状況、他の人たちを「いい」か「悪い」かのどちらかに振り分けようとする傾向がある。だが、それらは本来、どちらでもない。自分の解釈を適用するから、「いい」とか「悪い」とか思えてくるだけなのだ。
『うまくいっている人の考え方』本文より抜粋
世の中の多くのことは、基本的にいい側面と悪い側面があります。
例えば「コロナウイルスが蔓延した」という事実があります。
この出来事に対しては、悪いことだと捉える人がほとんどでしょう。
しかし、見方を変えたり、他の立場で考えたりするとどうでしょうか?
このような側面があることも見逃してはいけません。
つまり、出来事そのものは、「よく」も「悪く」もなく、私たちが「いい」か「悪い」を後から意味付けしているに過ぎないのです。
もちろん、コロナによって何らかの被害を被った方は非常に多いかと思います。
しかし、起こってしまった事実は既に変わりません。
せっかくなら「いい」側面に目を向けるようにしましょう。
自分を飾らない
誰にも迷惑をかけないかぎり、自分らしく振る舞えばいい。
『うまくいっている人の考え方』本文より抜粋
居心地が悪く感じるなら、自分らしく振る舞っていない。
これは私が本書で、一番大事だと思ったことです!
私たちはどうしても、人によって態度を変えてしまいます。
人に気に入られたい時、集団に溶け込みたい時、多くの人は自分を飾り、よく見せようとします。
それでいろいろな人と仲良くなるのも大事じゃない?
私もこれまで、自分を飾って、居心地の悪い人たちと何となく付き合いを続けることがありました。
しかし、そんな中で付き合い続けても、自分を出せないので、結局うまく溶け込むことができません。
むしろ、最初から飾らない自分でいる方が、多くの友人と深い仲になることができると気づきました。
自分らしく振る舞うのも、最初は難しいかもしれません。
しかし、そうすることは必ず、あなたの人間関係をいい方向に導くことでしょう。
勇気を出して、飾らない自分で生きていきましょう!
まとめ
この記事を読んでみて、「どれも当たり前じゃん」と思う方もいるかもしれません。
私も、本書を読んだ時、どこかで聞いたことがある言葉や考え方が多いと感じました。
しかし、逆に考えてみてください。
私たちは当たり前のことをどれだけ実践できているでしょうか?
頭ではその方がいいと分かっていることでも、実際にできていないことはたくさんあります。
人は自分で大きく変わろうとしない限り、これまでの考え方や習慣を何となく継続してしまうからです。
あなたもこの記事を読んだことをきっかけに、「分かっているけどできていないこと」を探してみてください!
その中に、あなたの人生を好転させるヒントが隠れているかもしれません。
本書は他にも
などなど、自尊心を高める考え方がたくさん語られています。
是非読んでみてください!
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