【書評・要約】『習慣が10割』ー習慣の力で人生を変える

2022年2月18日

習慣を変えようと思っても3日坊主で続かないよ

自分の生活を変えたいと思っている

けれども、結局悪い生活習慣が続いてしまうことがありますよね。

起きる時間、寝る時間、食生活、だらだらと過ごす

改善したい点はあげればキリがありません。

本書『習慣が10割』は、そんな私たちが習慣の重要性を理解し、変えていくための本です!

「習慣を変えてより良い人生を歩みたい」

そんな方は、是非ご参考ください!

『習慣が10割』から学べること

1.人生における習慣の重要性
2.習慣が続かない理由
3.習慣化のポイント

本書は、皆さんがいつも課題に感じている「習慣」に対して詳しく迫る本です。

まず習慣の重要性から振り返り、習慣がどうして続かないのかを学ぶことができます。

そして、それを踏まえた習慣化の方法論が紹介されます。

私たちの生活に則しており、とても読みやすい本なのでご安心ください!

『習慣が10割』の内容

著者は、吉井雅之(よしいまさし)さんです。

コンサルタント会社を設立し、日本の大人を元気にする塾「喜働力塾」を日本各地で開催してきました。

そして、セミナーなどを通じて、15年で5万人の実践トレーニングに携わってきたそうです!

習慣形成のスペシャリストというわけですね。

習慣の力で人生は変わる

「習慣は人生を変える」と言われてもピンとこないかもしれません。

そりゃ生活習慣がいいに越したことはないけど、大げさじゃない?

しかし、習慣は文字通り人生そのものです!

著者の言葉を借りると

過去の言動や行動、思考など、1つ1つの積み重ねが今の自分を作り上げてきたのです。

『習慣が10割」本文より抜粋

今の自分は、これまでの自分の行動によって決められています。

いや自分は、生まれ持った才能と性格で決まると思う!

確かに、勉強ができない子がいたり、売れない営業マンがいたりします。

しかし著者は、それは生まれ持った才能ではないと述べています。

「勉強する習慣があるか」

「本気で商品をいいものと信じ、笑顔で営業する習慣があるか」

この習慣の積み重ねで、結果に差が出ているだけです。

つまり、生まれてからの1つ1つの全ての習慣が、今のあなたをつくっているのです!

そして、今の習慣は、未来の自分をつくります。

今の習慣のまま生活を続けたとして、未来のあなたはどんな人になるか考えてみてください。

習慣の重要性が分かりましたでしょうか?

習慣を変えるためのポイント4つ

それでは、実際に習慣を変える方法をいくつか紹介していきます。

小さな習慣から始める

皆さんは、習慣を変えようと思い立った時、いきなり大きく変えようと思っていませんか?

やりがちな変え方 ✖ 今日から1日2時間読書しよう
 ✖ ダイエットのために食事を半分減らそう
 ✖ 今日から朝6時に起きよう

確かに、どうせ変えるからには、より大きく習慣を変えようとしてしまいます。

しかし、それでは続きません。

もう少し些細な習慣をつけていきましょう。

📝小さな習慣 ✔ 目の前のゴミを拾う
 ✔ 脱いだ靴を揃える
 ✔ 職場の人に自分から挨拶する

そんなことして意味があるのかな、、、

しかし、まず小さな習慣で、「自分で決めた約束を守ることができた」という実績が作れます。

何か1つでも続けられたという記憶が増えれば、別のことをやろうとした時も、「自分はできる!」とワクワクしたり、楽しんだりできるようになります。

『習慣が10割』本文より抜粋

私もこれまでいきなり、早起きしようとしたり、ハードな筋トレに取り組もうとしたりしましたが、徐々に頻度が減ってしまい、続きませんでした。

そんな大きなことよりも前に、テーブルの上を毎日掃除する、脱いだ服を畳むといったことを始めていきたいと思っています。

💡POINT
まずは小さな習慣で実績をつくる

ハードルを下げる

そして、小さな習慣が続いたら、自分の取り組みたいことを習慣化していきましょう!

しかし、その際に必要なのはハードルをいきなり高くしないことです。

📝ハードルを下げる ✔ 通勤時間で本を開いてみる
 ✔ 夕食のおかずを1つ減らしてみる
 ✔ いつもより10分早く起きる

これで効果があるとは思えないな~

確かに、これだけですぐに人生一発逆転できるわけではないでしょう。

しかし、

「大きな目標で最初だけしか取り組めなかった」
「小さな目標だが、継続して取り組めた」

どちらがより効果があるかといえば、後者です!

1週間のうち2日だけ6時に起きれた

ではなく

7日間連続で10分早く起きれた

を目指しましょう!

その低いハードルを越えて初めて、より大きなハードルに挑戦できるのです。

💡POINT
高いハードルでは続かない

習慣化する仕組みを作る

皆さんは、習慣化の目標を立てる時、曖昧な目標になっていませんか?

曖昧な目標 ✖ 毎日本を読む
 ✖ 毎日ジョギングをする
 ✖ 毎日筋トレをする

このような目標だと、解釈が広すぎてしまい続けるのが難しくなるでしょう。

「いつ・どこで」を決める

習慣化する時は、「いつ・どこで」を決めましょう!

本を読むのは、「起床後に自分の席で」「寝る前にベッドで」なのか

そこが曖昧だと、後で時間ができた時に読もうと思って、結局できない日が増えてしまいます。

一番、続けやすい時間を見つけて、習慣を仕組み化してみましょう。

他人を巻き込む

習慣を周りに宣言してみましょう!

家族がいる場合は、家族に伝えるのがいいかと思います。

私は、小学3年生の時、漢字テストの結果が悪かったことで、親から毎日漢字練習をするように言われました。

最初は、やっていない日もありましたが、母から毎日「漢字やった?」と言われるため、言われたくなくて毎日渋々続けていました。

そうしているうちに習慣化していき、中学3年生まで毎日漢字の勉強を続けることができたのです。

高校からは、学年の必修漢字がなかったためやめてしまいましたが、私が今でも文章を書くことに抵抗がないのは、漢字練習を習慣化していたおかげだと思います。

このように、家族と一緒に住んでいる場合は、家族に協力をお願いしましょう。

また、それが難しい場合は、友人に宣言しましょう。

「筋トレをしてムキムキになる」と言ったとします。

しかし、次に会う時に「全くしておらず、筋肉もついていない」では、恥ずかしくて合わせる顔がないことでしょう。

逆に本当に成果が出れば、友人からはとても嬉しいリアクションが返ってくるはずです。

他人を意識することで、習慣化を仕組み化できるのです。

💡POINT
「いつ・どこで」を決め、他人を巻き込んで習慣を仕組み化する

「やりたい」「やりたくない」が習慣化の大きな要素

習慣が続くかどうかは、好きか嫌いが大きく関わってきます。

「やりたい」と思ったことしか続きません。

よって、習慣化したいことを「やりたい」と思わせることができれば、続けることができます。

でも、嫌なものは嫌だからどうしようもないよ

確かに、「早く起きたい」ではなく、「早く起きなければならない」と思って、早起きを始める人は多いでしょう。

しかし、これは実は逆効果なのです。

「~しなければならない」と思うほど人間はストレスを感じて、無意識のうちに発散しようとします。そしてストレスを回避するため、脳が「欲を追求」しろという信号を出します。

「習慣が10割」本文より抜粋

「やりたい」に目を向ける

そうならないためには、「やりたい」に目を向けることが必要です。

自分の中の「やりたい」 ✔ 朝早くから勉強して、テストでクラストップになりたい
 ✔ 朝早く起きて、快適な1日を過ごしたい
 ✔ 朝早く起きて読書して、仕事で成功したい

こういった、「やりたい」を見つけて、「~しなければならない」を払拭してください。

早起きは辛いけど、その先に見える結果は、輝いているはずです。

私も、「早く起きてブログを書いて、多くの人に読まれるブログにしたい」と思い、「早く起きたい」と思うように意識しています。

💡POINT
「~しなければならない」は「やりたい」へ

まとめ

皆さんもこれから習慣を変えていこうと思いましたか?

💡POINTまとめ ✔ まずは小さな習慣で実績をつくる
 ✔ 高いハードルでは続かない
 ✔ 「いつ・どこで」を決め、他人を巻き込んで習慣を仕組み化する
 ✔ 「~しなければならない」は「やりたい」へ

とりあえず明日から頑張ろう!

こう思っている方は要注意です。

私も本を読んだ時、つい「明日から」と考えてしまいます。

しかし、明日からではなく、今日から頑張りましょう!

本書は他にも、

その他の内容 ✔ 「脳の力」で習慣を超強力にする
 ✔ 行動別習慣の続け方

など、習慣についてさらに詳しく知ることができるので、是非読んでみてください!