【書評・要約】『明日死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』ー今日を大切に生きる
毎日だらだらと過ごしてしまう、、やる気が出ない
私たちは基本的に毎日楽をしたいという気持ちで生きています。
何気なく日々を過ごしてしまっている
したいことがあるが動く気にならない
こんな方も多いのではないでしょうか。
しかし、もし今日が人生最後の日だとしたら、あなたはどうするでしょうか?
最後の日だとしたらあなたはいつもと違うことをするでしょうか?
それともいつもと同じことをするのでしょうか?
それを私たちに問いかけてくるのが、本書『明日死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』です!
目次
『明日死ぬかもよ?』はこんな人におすすめ!
本書は、私たちがやりたいことに向き合っているか、毎日を必死に生きているかを問いかけてきます。
受験や就活、仕事など直面している現実があるにも関わらず、やる気が出ないという人は、是非読んでみて欲しい1冊です!
私自身も本書を読み、少し甘えがちだった自分がシャキッと正されたような気分になりました。
今日から意識を変えて頑張りたい!というすべての方におすすめできる本です!
『明日死ぬかもよ?』はどんな本?内容は?
著者は、ひすいこたろうさんです。
作家、コピーライターとして活動し、また心理カウンセラーの資格も取得しています。
本書の他に、『3秒にハッピーになる名言セラピー』『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。』など、多数の著書を書かれています。
ひすいこたろうオフィシャルブログも運営されているので、気になる方は是非覗いてみてください!
明日死ぬとしたら人生を後悔しますか?
特に若い人ほど、命は有限であるということを意識しずらいものです。
死ぬなんて多分先のことだろうし、、
確かに、多くの人にとって人生はこれからも続くし、死ねのはまだまだ先の話だと思うことでしょう。
しかし、死は必ずどこかのタイミングでやってきます。
その際に、あなたは後悔しない自信があるでしょうか?
自分が生きたいように生きることができたと思えるでしょうか?
本書は、「その死がもし明日来るとしたら、あなたは後悔しない今日を生きていますか?」ということを問いかけてくる本です。
明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?
本書でも紹介されていましたが、私が好きな小説家である伊坂幸太郎さんの『終末のフール』という作品の中に、私の好きな言葉があります。
明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?
あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?
伊坂幸太郎『終末のフール』より抜粋
これは、登場人物であるボクサーがインタビューで、「もし明日死ぬって言われたらどうする?」と聞かれた際の一場面です。
そのボクサーは、「変わりませんよ」「ぼくにできるのは、ローキックと左フックしかないですから」と言います。
そして、その答えに「明日死ぬのに、そんなことするわけ」と突っ込まれた後に、そのボクサーが言った言葉です。
大学生の頃にこの本を読んだのですが、ハッとさせられた覚えがあります。
明日死ぬなら生き方が変わる人というのは、実は明日もあるから今日は手を抜こうと無意識に思っているということではないでしょうか?
本書は、そんな私たちに、27個の質問を通して、その日その日をしっかりと生きる大切さを教えてくれます。
「明日死ぬなんて極論だよ」と思う方もいるかもしれません。
しかし、命が有限であることを意識することは、私たちの人生に決してマイナスなことではありません。
むしろ必要なことではないでしょうか?
あなたの人生を見つめなおすための質問3選
本書には、様々な角度から生き方を見つめなおすための質問が用意されています。
その中でも、ぜひ皆さんに考えて欲しいと思った項目をご紹介します!
あなた自身の境遇を踏まえて考えてみましょう!
どんな制限を自分にかけているだろうか?
100㎞マラソンに出場していた友達が驚いていました。42.195㎞のマラソンにチャレンジしたときは、ゴール地点の42.195㎞で倒れていたのに、100㎞マラソンに出たら、なんと42.195㎞を普通に通過したというのです。限界は自分で決めているのです。
『明日死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』本文より抜粋
このように、あなた自身が自分の人生に制限をかけてはいないでしょうか?
私たちが生きる社会には、様々な思い込みや固定概念があります。
だって周りからどう思われるか分からないし、、
しかし、例えば普段人生は安定が大事だと思っていても、もし明日死ぬとしたら、「もっと挑戦しとけば良かった!」と思うかもしれません。
つまり、私たちは自らの思い込みによって、自分の行動に制限をかけてしまっているのです。
私も少し前まで、仕事は苦しいのが当たり前で、仕事が楽しいなんてあり得ないと思っていました。
しかし、落ち着いて考えてみた際に、「仕事は苦しいもの」という考え方が、転職の可能性を狭めてしまっていると気づくことができました。
あなた自身も、自分の可能性を制限している思い込みがありませんか?
もしあるのであれば、それを自覚しその思い込みをいったん手放してみましょう!
「もっと~しとけば良かった!」と死ぬときに後悔しないように。
死ぬ前にやりたいことリスト10は?
死ぬ前に絶対にやりたいと思っていることはありますか?
日本一周自転車旅!1000万円の高級車を買う!世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」に上る!
このように、考えてみればたくさん出てくるはずです。
死ぬ前にやりたいことを10個上げてみましょう!
それだけでワクワクしてくるはずです。
そして考えてみたら、それを実現するために毎日を生きてみましょう!
例えば、実際に高級車を買うには、稼がなければなりません。
稼ぐためには日々の仕事をどう頑張るかを考える必要があります。
もちろん大きな夢でなくても構いません。
死ぬ前にやりたいことを10個考えるだけで、今日を大事にする意識が生まれるはずです。
今日飲むお茶が最後のお茶だと思ったら、いままでとなにが変わる?
「あなたにお茶を注がせていただくのはきっと最後。だから、心を込めて入れさせていただきます。もしも、よろしければ、今回の人生でお茶を飲むのは最後だと思って飲んでください」
『明日死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』本文より抜粋
これは、あるお寺の住職さんが言っていた言葉だそうです。
実際に、人生には多くの最後があります。
しかし、意識しないままその最後を迎えてしまうこともあります。
私は仕事の影響で引っ越しが多く、大学卒業から3回引っ越しを経験しました。
近所の美味しいお店を見つけた際に、これから何度も来るだろうと思っていましたが、結局次の場所に引っ越すまで一度も行かなかったことがあります。
いつでも来れるだろうと思っていたら、いつの間にかそれが最後になってしまったのです。
最後であればもっと味わっておけば良かったと思うよね~
人はこれが最後だと思うと、いつも以上にその時間を大事にします。
逆にいえば、最後ではない時は、その時間に集中しきれていないということです。
私たちは思った以上に、今この瞬間に集中していないのです。
これが最後だと思えば、どんな瞬間でも愛おしさを感じることができます。
あなたのその行動もそれが最後になるかもしれません。
そう思いながら、生きてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかかでしたか?
何気なく生きている毎日を、少しでも大切に生きようと思う方が増えたのであれば幸いです。
私は最近引っ越しに伴い、車を手放しました。
1年間しか乗っていない車でしたが、手放す時はとても寂しい気持ちでした。
最後の運転では、いつもは全く意識しないハンドルの手触りやエンジン音をしっかりと感じ取りました。
最後でなければ、何も考えずに運転していたことでしょう。
つまり、最後だと思えば、物事の捉え方は大きく変わるのです。
毎日、今日が人生最後の日だと思えば、あなたの人生はより輝くはずです!
本書は他にも
考えさせられる質問がたくさん載っています!
是非読んでみてください!
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