【書評・要約】『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』ー「やりたいこと」のための生きる方法
お金も時間も足りなくてやりたいことができない、、
現代社会はとにかくお金も時間も足りないと言われています。
「もう少しお金があれば、時間があれば、やりたいことができるのに!」
そう思って日々悶々と生きている方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたにおすすめするのが、本書『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』です!
ミニマリストというと宗教的なイメージをする人もいるかもしれません。
しかし、あくまで生活スタイルの1種であり、何も特別な人だけがするものではありません。
お金や時間もなく疲れ切っている現代人こそ、ミニマリストという生き方から学ぶべきことがあります。
是非ご参考ください!
目次
『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』はこんな人におすすめ
本書は、ミニマリストの考え方を通じて、「豊かな人生とは何か」というテーマについて学ぶことができます。
ですから、「ミニマリストに興味ないし、自分には関係ない」と思わずに、読んでみることをおすすめします!
自分のお金、時間の使い方を見直す良い機会となることでしょう。
そういう意味で、特におすすめするのは、お金も時間も足りないと感じている人です。
また、ミニマリストの生活は、日常のストレスを減らすということにも繋がってきます。
そのため、ストレスが多いと感じる人も読んで欲しい本です。
『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』 はどんな本?内容は?
著者は、ミニマリストTakeruさんです。
13年間、潰瘍性大腸炎という難病と闘いながら生活し、一時期は無職無収入の状態に陥ったこともありました。
しかし、そこでミニマリズムという考えに出会い、月10万円で質素に暮らす生活に変わり、逆に豊かな人生を送れるようになったそうです。
現在は、ミニマリストを広めるためYouTuberとして活動し、登録者数は5万人を超えています。
ミニマリストに人生を変えられたTakeruさんが、その経緯と考え方をまとめたのが本書『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』です!
ミニマリストとは?
皆さんの中で、ミニマリストとはどんなイメージでしょうか?
部屋に何もなくて、とにかく質素に暮らしている人かな~
確かに物が少ないというイメージがあります。
それではどうしてミニマリストの持っている物が少ないのでしょうか?
結論からいうと、本当に使いたいものにしか、お金と時間を使わない生活だからです!
お金と時間を最大限活用し、今より自由に、よりお金にゆとりのある生活になるのが、正しいミニマリズムです。
『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』本文より抜粋
現代社会は、とにかく消費することが幸せだという考え方に基づいています。
高級腕時計を買う、ブランド物に身を包むなど、高いものを買えば買うほど満たされて幸せになれると。
しかし、皆さん既にお気づきの通り、それが本当に幸せとは限りません。
ミニマリストは、この大量消費社会を否定した生き方をしています。
とにかく無駄を省き、その時間とお金を自分の夢ややりたいことの1点に集中する。
これがミニマリストの生き方の根本的考えなのです。
「ミニマリスト」と「豊かに生きる」って矛盾しているように感じたけど、決してそうではないんだね!
ミニマリストから学ぶ「やりたいこと」のために生きる方法
ミニマリストの目的はおおまかに理解できたかと思います。
それでは、ミニマリストは実際にどのように、時間とお金の無駄を省いているのでしょうか。
その考え方をみていきましょう!
ミニマリストが残しておくものとは?
ミニマリストは、部屋に物が少ないというイメージはあります。
しかし、もちろん何もかも捨てているわけではありません。
どうやって手放す物を判断しているんだろう?
本書では、残すべきではない「大切な3つのモノ」が提示されています。
これら3つに当てはまるモノは捨ててはいけません。
「お金を生み出してくれるモノ」とは、例えば仕事で必要なスーツやバッグなどです。
また、副業する人はパソコンやスマホもお金を生み出してくれるモノと言えるでしょう。
「時間を生み出してくれるモノ」は、例えば洗濯機や掃除機、調理器具など、使うことで時間を節約できるものです。
「ポジティブな気分にしてくれるモノ」とは、自分のイライラやネガティブな感情を払拭してくれるもので、これは人それぞれ異なるでしょう。
例えば、絵画や観葉植物、ぬいぐるみなどでしょうか。
逆にいえば、これらの3つに当てはまらない場合は、全て捨てるのがミニマリストです。
自分の所有物が何のために持っているのかを考える機会というのは、実はあまりありません。
いきなりミニマリストになるのは難しいでしょう。
しかし、第一歩として、自分の所有している物が、上記に3つに当てはまるのか考えてみることをおすすめします。
私も近々引っ越しをするため、それまでに整理してみようと考えているところです。
やりたいことがない人が考えるべきこと
ミニマリストは、 とにかく無駄を省き、その時間とお金を自分の夢ややりたいことの1点に集中すると先ほどお伝えしました。
でもそもそもやりたいことなんて分からないんだけど?
確かに、やりたいことが定まっている人というのは、そう多くはないでしょう。
正直、私もやりたいことが明確に決まっているわけではありません。
そんな人はそもそもミニマリストになる意味がないのでしょうか?
実は、やりたいことを見つけるという観点でも、ミニマリストの考え方は参考になります。
多くの人は、実は忙しすぎて、やりたいことが分かっていない場合も多いからです。
私も仕事で平日忙しかった頃は、疲れ切ってやりたいことなど思いつきませんでした。
しかし、休みに入って疲れが取れてくる日曜日には、旅行に行きたい、映画を見たいという意欲が湧いてくることがありました。
日々に忙殺されると、そんな些細なやりたいことにも蓋をしてしまうのです。
よって、皆さんが「やりたいこと」を見つけるには、まず「やらないこと」を決めて、少しでも忙しい日々から抜け出していく必要があります。
あなたは今、両手いっぱいの荷物を持っている状態です。何か新しいモノが欲しいと思っても、もうこれ以上持てません。何か、新しいモノを手に入れたければ、今持っている荷物だけではなく、「やめたいこと」「やりたくないこと」を手放す必要があるのです。
『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』本文より抜粋
「やりたくないこと」を手放せば、空いたところに「やりたいこと」が入ってくるのか!
ミニマリストに近づくことで、あなたの「やりたいこと」も見つかるかもしれません。
その人間関係は断ち切るべき
ミニマリストは、人間関係も最小限にします。
友達が減るのは嫌だな~
確かに人間関係を減らすという言葉に違和感を覚えた方もいるでしょう。
しかし、考えてみてください。
同じコミュニティだから何となく関係が続いている人
いつも悪口ばかりでうんざりする人
こういった人間関係がある人もいるのではないでしょうか?
そんな人付き合いを続けることは、時間とお金を浪費していることに気づいているでしょうか?
意味もない飲み会に1回参加するだけで、少なくとも3000円、3時間は無駄にしてしまいます。
これ以上時間とお金を浪費しない為、思い切って断ち切ってしまいましょう!
自分の人間関係を見直す機会は、中々ありません。
これをきっかけに、人間関係をもう1度見直してみてはいかかでしょうか?
まとめ
ミニマリズムの考え方はいかがだったでしょうか?
ミニマリストは、質素を美徳と考えひたすら我慢して生活しているわけではありません。
自分のやりたいこと・やりたくないこと、必要なもの・不要なものをしっかりと区別して、後者をそぎ落とした生き方であるというだけです。
ミニマリズムとは、自分の夢に向かって効率よく生きるための手段です。
皆さんは、自分の時間やお金をどれくらい本当に必要なことに使えているでしょうか?
死ぬまでに得られる時間とお金は限られています。
本当に必要なことにお金と時間を使うという、ミニマリズムの視点は、誰もが持つべきではないでしょうか?
本書は、他にも
などミニマリストだからこその視点で、人間関係・お金・ストレスなどに対する考え方が紹介されています。
是非読んでみてください!
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